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院外活動 ~フットワーク ママさん~第2弾

 昨日も前回お世話になったフットワーク ママさんの練習にお邪魔してきました。

ママさんといっても男性も数人いらっしゃいますが、全員熱心でバドミントンが大好きな方ばかりが練習し上達を望まれています。

 社会人の練習となるとほとんどがゲーム練習になりやすいですが、こちらでは教室も開かれ、ノックがメインで行われています。

 

今回は前回の序章から一歩進んで『身体の設計図から動きを作る』ことをテーマに。自由度の高い身体作りの土台である呼吸から始めました。

この話をする時はやはり実際の物を見ていただくのが一番なので、当院のスタッフの骨格模型を相棒に引き連れて20分程度のお話をさせていただきました。

私よりも注目浴びることに少し嫉妬心がありましたが、相棒は特別なので良しとします。

 

 メニューを伝えるだけでは応用が利かなくなる。嫌がられるかと思いながらもここは外せないので、坐学が9割ほどに。各関節の形から動きがあり、隣り合った部位ごとに必要とされる役割があること。可動と安定の役割が交互にあり、それが本来の役割から逆転すると怪我をしてしまうことを説明してきました。

成長期の学生とは違って、人生経験が私の2倍ほどの方々なので痛めた経験(現在進行中ものを含む)やその都度病院で説明されたことが繋がったようで、セミナー後も個々に質問や疑問等を投げかけていただきました。

しかし痛い部位には硬い筋肉があり、それをマッサージしたりストレッチすることが選択され、それがまだ継続されているのが現状。

 なので身体は道具であり、脳を鍛える(身体の使い方を変える)ことが痛みを繰り返さないために必要であることを推してきました。

車とドライバー・道具と職人の関係と同じように。

 

 前回お話させていただいたことで、痛めた部位が悪いのではなく、その隣にある関節の動きが不十分であることを自覚され、それに対するお話ができたことは院を飛び出して良かったと思える1つです。

 

またトレーナーとコーチの役割はこういった場ではなかなか線を引けないのですが、松井コーチの許可を得て、コートでの身体の使い方の変化1つでパフォーマンスが変わることも練習の合間にコートごとにお話させていただきました。

 

今回のメインは『レシーブやロブでの左手(非利き手)の使い方』。

指導現場ではラケットと反対側に手を伸ばすことを伝えられていますが、いつの間にか下がってしまいます。下がっていてもある程度はシャトルを返せるから意識しなくなる。

 

反対側に伸ばすことで何が起こるのか。

『バランスを取る』は一番伝わり易い説明です。ですが今回呼吸のお話をさせていただいたのでその応用にもなるので次のこともお話しました。

 利き手と非利き手が真っ直ぐに並ぶことでカカシのような棒のイメージができる。それにより胸郭をスライドすることがし易くなり、ラケットの先端が10~15cm伸びて守備範囲が広くなること。左手を対角に持ってくることで床を押して支えている右の殿筋と反対側にある左の背中の筋肉を使うことで身体が安定し、前に崩れなくなる。その結果顔が起き上がり、相手を見ることができる。また普段水平で使っている目が斜めにならなくなることでいつも通りの目の機能が発揮されることまでをお話してきました。

 少し難しい話になりましたが、実際に手を横に挙げて胸郭をスライドすると下半身が動いてなくともリーチが伸びることを体感されたようです。いつもと違った意識でノックコートに入られる様子を見ていて楽しくなりました。

 

 『手を意識しすぎてしまう!!』と満面の笑みでバドミントンを楽しまれている姿や良い音が響いたり綺麗にシャトルが飛んでいくのを見るとこちらもうれしくなります。

 

最後に『バドミントンをしていたら楽しくて痛みを忘れてしまう。』

という言葉。良いのか悪いのか。

しかし

『デイサービスに誘われているけど良くなるわけじゃないし、こっちの方が断然楽しい』

という言葉はこの場でしか聞けなかった言葉で私も向き合わないといけない言葉だと考えさせられました。

 

少しでもお役に立てればと思います。

 

次は『足部』