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トレーナーへの成績表

今年度から始まった高知県教育委員会からのトレーナー派遣事業。

野球経験が無い中でもトレーナーとしてできることをと夏から開始され、先日今年度分の派遣を終えました。

私自身も各回で質問を聞いたりしてきましたが、全体を通して私の指導で何が伝わり、何が変わったのかが気になっていました。そこで私への成績表として感想を書いていただくことをお願いしており、本日先生が届けてくださいました。

 

期末試験を迎える忙しい中、それぞれが真剣に書いてくれたことが伝わってきます。

 

今回の指導ではスクリーニングと呼吸を土台として日常動作やトレーニング・野球動作へとつなげていきました。

 

野球の動きを学びたい気持ちが強いところに“なんで呼吸?”という気持ちがあった。 

という感想が多く寄せられました。

これは正直なところ予測していました。こういう意見が出るだろうなと。

 

しかし

回を追うごとに呼吸が動きに繋がっていることが分かった。

そこから自分を見直すことでバットがスムーズに出るようになった。

打球が飛ぶようになった。

 

“ヒップヒンジ”をメインにした回から

それを意識した生活をしているとゴロを捕るのが楽になった。

けん制でのスタートが切れるようになった。

 

といった野球での変化も報告していただいてうれしい限りです。

 

私自身学ぶ上で大切にしているのは“無知の知”

知らないということが分かってからこそ学びが始まると考えています。

それが分かるようになると楽しいし、自分から学ぼうとする。

 

今回の派遣事業でも選手たちにまず“無知の知”からスタートしてもらいたいと考えていました。

多くの場面で、対象者が成人であるほど聞き手のフィルターによって私の伝えたいものが変換されていたり切り取られていたり、無かったことにされていることがある。

そのあたりに私自身の力不足を感じていました。

 

助けていただいたのが野球部に携わる先生方。

毎回その内容に耳を傾け、一緒に動かれ、選手よりも質問してくださいました。

その姿を見て、選手も分からないからギブアップするのではなく、分かろうと毎回私の話を聞いてくれました。

回を追うごとに分かるようになり最後には全部繋がっていたことが分かったと感想を書いてくれる選手もいました。

 

私には野球部内で呼吸や横隔膜・ヒップヒンジなどの言葉で意識が入ることでお互いを高めあい、そこに監督・コーチの愛情が加わり、全員が同じ方向を見つめ歩んでいくような練習・試合イメージしか湧いてきません。

 

より一層の飛躍を期待しつつ、高知工業高校を応援していきます。